海道東征:信時潔自筆譜展 ― 信時潔文庫設置記念 ―
東京芸術大学附属図書館貴重資料展
 信時潔は山田耕筰と並び称される、近代日本の重要な作曲家です。オーソドックスで重厚な作風で知られ、独唱曲、合唱曲などの声楽の名曲を多数残したほか、全国の校歌や自治体歌を1,000曲以上も作曲しています。しかし、その代表曲《海ゆかば》が日本軍玉砕を知らせるラジオ放送や学徒動員で使われていたことから、戦後その業績が積極的に取り上げられることはありませんでした。近年ようやく再評価の気運が高まり、伝記やCDも刊行され始めています。
 信時は本学の前身である東京音楽学校の出身で、長く教員も務め、多くの優れた音楽家を育てました。この春、信時の愛した上野の地、東京芸術大学附属図書館に貴重な自筆譜や印刷譜、音楽書、SPレコードなどが寄贈され、「信時潔文庫」が誕生しました。これを記念し、日本書紀を題材とした壮大なカンタータ《海道東征》や、戦時中人々の心を揺さぶった独唱曲《海ゆかば》などの自筆譜を2期に分けて初公開し、作曲家の実像に迫ります。貴重な肖像写真や、日本全国894にも上る信時作曲の校歌リストも合わせてご覧ください。
会期: 2009年11月2日(月)〜11月28日(土) *日祝日休館 チラシ(ダウンロード 7.45MB) 信時潔自筆譜展チラシ
  平日 9:00〜20:00、土曜 9:00〜17:00
会場: 附属図書館2階目録室
内容: 第1期(11月2日〜11月14日)
  「海道東征」、「沙羅」、「木の葉集」
  第2期(11月16日〜11月28日)
  「海ゆかば」、「東北民謡集」、「われらの日本」、「日本のあさあけ」
観覧料金: 無料
問い合わせ: 附属図書館総務係(tel:050-5525-2420)
情報サービス係(tel:050-5525-2429)