芸大版!学生にすすめたい本2004 Pt.2 
展示資料


塚原先生(音楽・音楽学)が学生にすすめたい本と、その関連資料:音楽取調掛の仕事  
書名 著者名 出版年 出版者 請求記号 解説 展示個所
西洋音楽小解(稿本) 瀧村小太郎訳 明治13年(1880)8月 瀧村小太郎 W761/Ta73   第2巻p.16-17と残りの巻の表紙
約氏[ユーシー]音楽問答 (初稿) Jousse著; 瀧村小太郎訳 明治13年(1880)頃 瀧村小太郎 W761.2/J82   p.56-57
約氏[ユーシー]音楽問答 (第2稿) Jousse著; 瀧村小太郎訳 明治13年(1880)頃 瀧村小太郎 W761.2/J82/1〜2   第1巻「低音譜表ノ上ノ」
西洋音楽調和要法(稿本) Hullah著; 瀧村小太郎訳; 小篠秀一校閲 明治15年(1882)5月 瀧村小太郎 W761.5/H31/1〜4   第1巻25章
愛米児孫[エメルソン]唱歌声法(稿本) Emerson著; 瀧村小太郎訳 明治16年(1883)3月頃? 瀧村小太郎 W767.1/E52   p.36-37
音楽問答 Jousse著 明治16年(1883)7月 文部省 761.2/J82/T 明治16(1883)年7月文部省から出版された問答形式による音楽入門書 表紙
Jousse's cathechism of music Jousse著   London : Ashdawon & Parry M631/J82/T 瀧村小太郎訳「約氏音楽問答」の原書 表紙と見返しの鍵盤図
音楽取調掛文書綴18 「決裁請求綴回議書類 明治14年下」 音楽取調掛 明治14年(1881) 音楽取調掛 音取文18 明治14年12月28日付、「西洋音楽小解」原稿と「約氏音楽問答」原稿代金の領収証 216丁:問答と小解の買取記録
音楽指南(稿本) Mason著; 内田彌一訳 明治14(1881)年6月 内田彌一 W760.7/Ma64 メーソンの「The national music teacher」(1872)の訳書。内田彌一は音楽取調掛監事。長唄の名手でもあった。 第1巻第5章(朱入り)
音楽指南 Mason著; 内田彌一訳 明治17(1884)年4月 文部省 760.7/Ma64/T 明治16(1883)年7月文部省から出版 表紙
音楽歴史 Hunt著; 内田彌一訳 明治16年(1883)頃?   W762/H85/1〜3 「音楽歴史」の第3章は内田彌一により翻訳されたが出版されなかった 第1巻巻頭
A concise history of music from the Commencement of the Christian era to the present time. 6th ed. Hunt著 明治16年(1883) Cambridge : Deighton-Bell M200/H981 展示資料は「音楽歴史」(内田彌一訳)の原書(1872年版)の第6版。 表紙
参考文献:音楽情報と図書館 音楽図書館協議会編 1995 大空社 018.76/O65/Z p.161-204に「瀧村小太郎の生涯と楽語創成」(藤原義久・長谷川明子・森節)あり 表紙
参考文献:雑誌「残照」第4号 秀穎会 2003 秀穎会   大阪府立大阪女子大学附属図書館の「瀧村文庫」について、瀧村家系図などの記事。 表紙
参考文献:東京芸術大学創立100周年記念貴重図書展目録 東京芸術大学附属図書館 1987 東京芸術大学附属図書館 026/To462/S p.233に森節子による「西洋音楽小解」の解題あり 表紙




参考展示:音楽取調掛の授業と教師
書名 著者名 出版年 出版者 請求記号 解説 展示個所
音楽取調掛文書綴13 「音監開申書類 明治14年」 音楽取調掛 明治14年(1881) 音楽取調掛 音取文13 創設時におけるカリキュラム(明治14年10月18日付) 23丁:創設時におけるカリキュラム(明治14年10月18日付)
音楽取調掛文書綴60 「取調掛日誌その他 明治14年」 音楽取調掛 明治14年(1881)7月7日 音楽取調掛 音取文60−4 「音楽取調掛期末試業略記」 音楽取調掛期末試業略記(封筒とも)
音楽取調掛文書綴27 「諸向往復書類 明治15年」 音楽取調掛 明治15年(1883) 音楽取調掛 音取文27 伝習生カリキュラム(「音楽取調掛明治15年報告」より) 234丁:伝習生教科細目
音楽取調掛文書綴6 「往復書類会計局ノ部 明治13年」 音楽取調掛 明治13年(1881)7月29日 音楽取調掛 音取文6 音楽書184冊を検印のため内記所へ回付するために作成した楽譜・図書の目録。バイエル、ツェルニーなどの教則本がある。 53丁:音楽書184冊検印のため一時内記所へ回付(のための楽譜・図書の目録)
Elementary instruction book for piano Beyer, Ferdinand   Boston : Carl Prufer P.M./1 メーソンが伝習生の教授に使用した我が国最古の英語版バイエル。紛失や大震災による焼失で20冊中10冊が現存している。の書き込みはメーソンのものか。 第2冊61ページと第1冊表紙
Friedrich Wieck's method of pianoforte instruction compiled and edited by Alwin Wieck Wieck, Friedrich 1875 Boston : Carl Prufer P.M./3 クララ・シューマンの父、フリードリッヒ・ヴィークによるピアノ教本。柴田環(三浦環)の貸出記録が残っている。 表題紙と貸出票
伊澤修二肖像[写真] 
 ボストン留学時代と還暦時
        1875年(明治8)師範学科取り調べのためボストンに留学、メーソンに音楽を学ぶ。帰国後音楽取調掛長、初代東京音楽学校校長として、公教育体制の確立に努めた。  
Die Kunst der Fertigkeit : 50 Studien im brillianten Style fur das Pianoforte, op. 740 Czerny, Carl   Wien : Aug. Cranz P.M./4 メーソンが取寄せた日本最古の「ツェルニー50番練習曲」 表紙
メーソン肖像[写真] Mason, Luther Whiting       音楽取調掛初代外人教師。明治13(1881)年から15(1883)年まで在職。唱歌集の編集と楽語の創成を目標として掲げた。  
Prize piano school awarded the prize offered for competition Urbach, Karl 1881 New York : E. Schuberth P.M./14 取調掛でピアノを教えた瓜生繁子が導入したピアノ教則本。明治15(1883)年頃では、バイエルよりも重要な教材であったが、その後忘れ去られた。  
He-To-Tsu = ひとつとや変奏曲 Mason, Luther Whiting; 伊澤修二   音楽取調掛 PSolo/20 日本古謡「ひとつとや」により伊澤とメーソンが共同して編曲したピアノ曲 第2冊のカバーと第3冊の巻頭
メーソン持参の燭台付ピアノ[写真]         メーソンがアメリカから持参した遺愛の竪型ピアノ。クナーベ社製。大学美術館蔵。欠落していた燭台を補った解体大修復が2001年に完成している。  

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更新日 2006/03/30